ビットマップの保存形式
一口にビットマップデータといっても、保存形式の違いによりいろいろな種類があります。どこでその違いを見分けるかというとそれは拡張子です。拡張子というのは、「ファイル名.bmp」といったように、ファイル名の後ろにつけられる3文字のアルファベットのことです。ビットマップ画像を現す拡張子には「bmp」「gif」「jpg」「tif」「pig」など、いろいろなものがあります。「bmp」はその名のとおりビットマップの基本形ともいうべき保存形式です。画像を全ての点情報として記録します。しかし、全ての点といってもの情報は膨大で2039×1378ピクセルの画像ならば、2809742個の点があることになります。そのため、できあがったファイルサイズもかなり大きなものに成らざる終えません。
しかし、同じ色の場合、「左上から青が3000個」とした方が、簡単ではないでしょうか。似た色をひとまとめにすることで、ファイルサイズを小さくすることを圧縮といい、圧縮方法の違いでいろいろなファイル形式ができました。
インターネットやデジタルカメラなどで広く使われている形式に「jpg」(ジェイペグ)があります。また、「png」(ピング)は、透明情報を持つことができるので、背景を透明にすることができます。
ドローデータの保存形式
ドローデータの形式で代表的なものは、「EPS」および、「WMF」です。WMFは、Windowsの標準的な形式で、Windowsの多くのソフトで扱うことができます。このファイル形式は、サイズが小さく、汎用性も高いのですが、古い形式なので少し円などの描画で品質が低下することがあります。対して、EPSファイル形式は、画面上やプリンタなどで同じファイルを正しく表示する事ができるDTP用のファイル形式です。Adobe(アドビ)社のIllustrator(イラストレーター)などのドローデータを編集できるソフトを使うと色や形、線など自由に変更することができます。
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